公職者たちの頼りない「SNSリテラシー」の実例 杉並区長選挙で不適切投稿が飛び交った

2026-07-13 HaiPress

リベラル系の現職と自民党推薦の元区議らが激しい舌戦を繰り広げた6月の東京都杉並区長選では、双方の支持者による議論が過熱し、交流サイト(SNS)上で臆測に基づく攻撃や不適切な投稿が飛び交った。中には各陣営を支持する区議や都議ら議員による投稿もあり、厳しい批判にさらされた。慎重な発信が求められる公職者たちがなぜ、分断を助長するような発言をしてしまったのか。(佐藤航)

◆憶測から犯人捜し、「自分の考えと同じ人がいて安易に…」

選挙が告示された翌日の6月22日。東京青年会議所(JC)が翌々日に予定していたインターネット討論会の中止を発表すると、X(旧ツイッター)上では、「候補者の誰かが欠席を伝えたからではないか」との臆測が流れた。

東京青年会議所のインターネット討論会が中止になったことを巡る共産党東京都議のX(旧ツイッター)の投稿

JCが「公平性と議論環境を確保するのが難しくなった」とあいまいな説明をしたため、「犯人捜し」が加速。その矛先は、告示前の立候補予定者による対話会を欠席した自民推薦候補の大和田伸さん(45)に向けられた。

ある共産党都議は、「誰だーーー⁉討論会を逃げたのは。尚(なお)、自民党候補者は活動地域だった和田堀之内地域の討論会も欠席している…」と投稿。立憲民主党の杉並区議も、「セシオンのやつ来なかった人かなぁ…?」と大和田さんの責任をにおわせた。

東京青年会議所のインターネット討論会が中止になったことを巡る立憲民主党杉並区議のX(旧ツイッター)の投稿

その後、大和田さん自身が出席の意向だったと発信したため、2人ともX上で訂正。区議は東京新聞に取材に、「きちんとした説明が主催側から出ることを期待して書いた」と説明した一方、「自分が考えていたことに当てはまる解釈を見つけたので、同じ考えの人がいるなら、と安易に考えたところはある」と振り返った。

◆「有権者を侮辱している」と批判され削除、謝罪

一方、大和田さんを応援する自民党議員からも、不適切な投稿が相次いだ。現職の岸本聡子さん(51)の大勝が...

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