日比谷音楽祭の「入場無料」はどう実現?亀田誠治さんがこだわり続けて8年目、舞台裏に迫った

2026-06-10 HaiPress

渡辺貞夫さんや森山直太朗さんら著名ミュージシャンのライブが無料で聴ける音楽フェス「日比谷音楽祭」が今年も新緑の週末、東京・日比谷公園を主会場に開かれた。来場者は過去最多の延べ22万3000人(主催者発表)。「入場無料」にこだわる8年目の音楽祭はどう実現しているのか。会場で取材した。(増田恵美子)

丸山隆平さん(SUPER EIGHT、右)と亀田誠治実行委員長がベーシスト同士で共演©日比谷音楽祭実行委員会

◆亀田さん「周囲から反対されても」

5月30日の土曜、日比谷音楽祭が2日間の日程で開幕した。青空の下、日比谷公園の芝生を観客が埋め尽くす。ジャンルも世代も超えて「親子孫3世代」で楽しんでもらおうという音楽祭らしく、ベビーカーが置き場に並ぶ。

都心の日比谷公園。中央は再整備のため解体工事中の「野音」(日比谷公園大音楽堂)=東京都千代田区で

70組以上が出演し、1番手はEXILEメンバーによるダンスワークショップショー。霞が関の官庁街やビルに囲まれた都心の真ん中で、老若男女が体を躍動させた。続くORANGE RANGEは大ヒット曲の連発で、熱く盛り上がる。気温も上がっているが、公園の新緑の木陰に入れば涼しい。

日比谷公園の芝庭広場で行われたORANGE RANGEのライブ©日比谷音楽祭実行委員会

日比谷音楽祭は、音楽プロデューサーでベーシストの亀田誠治さん(62)が米ニューヨークのセントラルパークで遭遇した無料音楽祭に感銘を受けて、2019年から実行委員長となって開催。「音楽の感動体験を誰に対しても垣根なく」と「フリー(無料、自由)でボーダーレスな音楽祭」を志す。

出演者、スタッフはプロで運営資金はかかるが...

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