2026-06-03
HaiPress
東京都内で2025年に生まれた子どもの数(出生数)は8万5064人と、10年ぶりに増加に転じたことが3日、厚生労働省が公表した人口動態統計(概数)でわかった。都は豊かな財源を背景に、小池百合子知事が掲げる「チルドレンファースト」の子育て施策を推進。識者は「継続した支援が出産や育児への安心感を生み、一定の成果を出した」と評価しつつ、今後は「幸せな子どもを増やす施策の充実が必要」と指摘する。(奥野斐)
今回公表された出生数は国内の日本人のみの数で、全国では67万1236人と過去最少を更新した。都道府県別では、都のほか富山、石川、香川の3県は増加。都では2020年に10万人を割り込んでから毎年前年比4~5%台で減少していた。2024年は2.5%減と減少幅が緩やかになり、2025年は前年に比べ約850人増えた。それでも、2023年の8万6000人台には届かなかった。

定例記者会見で出生数増加の見通しについて話す小池百合子知事=5月29日、都庁で
また、1人の女性が生涯に産む子どもの推定人数を示す合計特殊出生率は、全国の1.14を下回る0.96。未婚女性が多く流入する都は低くなる傾向があるためという。出生数と関連が深い婚姻数は、全国が48万9119組で2年連続増加。都は7万9481組で、同じく2年続けて増えた。
「チルドレンファーストを徹底してやってきて、これまでの政策が実りつつある」。小池知事は先月29日の定例会見で...
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