漢方薬全産業チェーンのグレードアップ

2021-12-14

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先日、「済南市漢方薬産業発展計画(2021--2025年)」(以下、「計画」という)が正式に発表された。 済南は「健康養老の済南、扁鵲の故郷」ブランドの構築に取り組んでおり、一次産業の精確、二次産業の拡大、三次産業の改善から一斉に力を入れ、 全産業チェーンのグレードアップを推進し、 済南漢方薬産業を「ブランド」創造時代へ加速させ、 「一周二帯三区」の全体的な空間発展配置の構築に力を入れ、 漢方薬材の標準化された栽培(養殖)基地群、漢方薬生産革新リードゾーン、漢方薬流通区域中心都市、国家漢方薬総合改革実験ゾーン、漢方薬ビッグデータ産業優位性発展クラスターを構築し、強力な漢方薬都市の建設ペースを加速させる。全市の漢方薬産業は2025年末までに240億元を突破する予定である。

——漢方薬材の標準化された‘栽培(養殖)基地群を構築する。 科学技術によるリードを堅持し、栽培の標準化、種のもとの改善、産地のローカリゼーションを積極的に推進する。 2023年までに漢方薬栽培業の営業収入は16億元を実現し、2025年までに21億元を突破する。 全市の漢方薬産業の生産額は2023年までに170億元に達し、2025年末までに240億元を突破する。

——漢方薬生産革新リードゾーンを構築する。 漢方薬製品の研究開発を強化し、漢方薬新薬の研究開発、漢方薬の特別な医療目的のための食品、漢方薬拡張製品の開発を加速し、当市の漢方薬革新能力をさらに向上させる。 2023年までに、漢方薬生産加工業の営業収入は28億元に達し、2025年までに37億元に達する。

——漢方薬流通区域の中心都市を構築する。 漢方薬材取引プラットフォームを構築し、漢方薬材物流レベルを向上させ、流通基幹企業を育成し、漢方薬材情報・商談・取引・流通ネットワーク地域センターを構築する。 2023年までに漢方薬流通売上高は96億元を突破し、2025年までに142億元を突破する。

——国家漢方薬総合改革実験ゾーンを構築する。 「健康養老の済南、扁鵲の故郷」の構築を目標とし、国家漢方薬総合改革実験ゾーンと省漢方薬総合改革モデル市の創設、強力な漢方薬文化都市の構築を原動力とし、漢方薬の質の高い発展の新たな枠組みの構築に力を入れ、誰もが質の高い漢方薬サービスを共有できるよう基本的に実現する。 2023年までに、漢方薬健康サービス業の営業収入は30億元に達し、 2025年までに40億元を突破する。

——漢方薬ビッグデータ産業の優位性発展クラスターを構築する。 国家健康医療ビッグデータセンター(北方)に拠り、ビッグデータ・IoT・人工知能・クラウドコンピューティング等の次世代情報技術を十分に利用し、全市の漢方医療機関向けの漢方特別医療サービスデータの集約及び共有を実現し、同市の中医診療サービスのレベル及び質を全面的に向上させる。

「計画」は初めて「一周二帯三区」の漢方薬産業空間配置を打ち出した。 このうち「一周」とは、環市建設区の周辺で、漢方薬材の栽培(養殖)、健康養老観光、文化普及などを一体化した漢方薬特色小鎮30カ所を建設し、点を線にし、漢方薬産業エコシステムの形成を推進することである。 「二帯」とは、二つの横発展帯を構築し、経十路沿線の医療・教育・研究融合発展帯を最適化し、省・市のハイレベルな医療研究開発資源を集積し、小清河流域の生産・供給・販売一体発展帯をグレードアップし、沿線のリーディング製薬流通企業と有機的に連結して漢方薬流通集散地を発展させることである。 「三区」とは、三区が発展をリードする枠組みを深化させることであり、第一に、実体経済の発展を中心に、山東自貿実験ゾーン済南エリアに依拠して漢方薬産業エリアを建設し、全市の漢方薬産業の急速な発展をリードする、 第二に、科学研究革新を堅持することを原動力とし、山東漢方薬大学に依拠して大学都市エリアで漢方薬科学技術エリアを発展させ、漢方薬企業がマカオを通して海外に進出することを支援する、 第三に、文化伝承の強化を支えとし、薬山エリア、長清エリア、大学科学技術園区に依拠して漢方薬文化エリアを建設し、漢方薬文化の振興と継承プロジェクトを集中的に実施する。

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